不定詞の3用法(名詞的・形容詞的・副詞的)
Three Uses of Infinitives
不定詞(to + 動詞の原形)は英語で最もよく使われる文法のひとつです。不定詞には「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」の3つの使い方があります。名詞的用法は「〜すること」、形容詞的用法は「〜するための/〜すべき」、副詞的用法は「〜するために/〜して」という意味を表します。この3用法を見分けられるようになると、英語の理解が大きく深まります。
名詞的用法 — 「〜すること」
不定詞が名詞の働きをする場合を「名詞的用法」と言います。文の主語・目的語・補語として使えます。「〜すること」と訳せるのが特徴です。
to + 動詞の原形 = 〜すること
To read books is fun.
本を読むことは楽しい。
I want to play soccer.
私はサッカーをしたい。
My dream is to become a doctor.
私の夢は医者になることです。
I like to listen to music.
私は音楽を聴くことが好きです。
It is important to study every day.
毎日勉強することは大切です。
主語にto不定詞を使うと文が長くなりがちなので、It is ... to 〜.(形式主語構文)を使うことが多いです。It is important to study. = To study is important.
形容詞的用法 — 「〜するための/〜すべき」
不定詞が名詞を後ろから修飾する場合を「形容詞的用法」と言います。「〜するための」「〜すべき」と訳せるのが特徴です。不定詞は修飾する名詞の直後に置きます。
名詞 + to + 動詞の原形 = 〜するための(名詞)
I have a lot of homework to do.
私にはするべき宿題がたくさんある。
I want something to drink.
私は何か飲むものが欲しい。
I need a pen to write with.
書くためのペンが必要です。
There is nothing to eat.
食べるものが何もない。
Do you have time to talk?
話す時間はありますか?
I need a pen to write with. のように、不定詞の動詞が自動詞の場合は前置詞が必要です。write a pen とは言えないので write with a pen → a pen to write with となります。
副詞的用法 — 目的「〜するために」
不定詞が動詞や形容詞を修飾する場合を「副詞的用法」と言います。最もよく使われるのは「目的」を表す「〜するために」です。Why?(なぜ?)への答えになります。
S + V ... + to + 動詞の原形 = 〜するために
I went to the store to buy milk.
私は牛乳を買うために店に行った。
She studies hard to pass the exam.
彼女は試験に受かるために一生懸命勉強する。
He got up early to catch the train.
彼は電車に間に合うように早く起きた。
We came here to see you.
私たちはあなたに会うためにここに来ました。
in order to 〜 や so as to 〜 も「〜するために」ですが、to だけで十分通じます。中学英語では to だけで OK です。
副詞的用法 — 原因・感情「〜して」
副詞的用法には「原因・感情の理由」を表す使い方もあります。感情を表す形容詞(glad, happy, sad, surprised, sorry)の後に to 不定詞を付けると、「〜して(嬉しい/悲しい)」という意味になります。
S + be + 感情の形容詞 + to + 動詞の原形
I am glad to see you.
あなたに会えて嬉しい。
She was surprised to hear the news.
彼女はその知らせを聞いて驚いた。
I am happy to help you.
あなたを手伝えて嬉しいです。
He was sad to leave Japan.
彼は日本を離れて悲しかった。
I am sorry to hear that.
それを聞いて残念です。
Nice to meet you.(会えて嬉しいです)も副詞的用法の原因です。It is nice to meet you. の It is が省略された形です。
3用法の見分け方
不定詞の3用法を見分けるコツは:①名詞の場所(主語・目的語・補語)にあれば名詞的用法 ②名詞の直後にあり、その名詞を修飾していれば形容詞的用法 ③それ以外(目的・原因・理由)は副詞的用法です。
I like to swim. → 名詞的用法(目的語)
泳ぐことが好きだ。→「〜すること」と訳せる
I have a book to read. → 形容詞的用法
読むべき本がある。→ 名詞の後ろで「〜するための」
I came to help. → 副詞的用法(目的)
手伝うために来た。→「〜するために」
I am happy to see you. → 副詞的用法(原因)
会えて嬉しい。→「〜して(感情)」
| 用法 | 意味 | 役割 | 例文 |
|---|---|---|---|
| 名詞的用法 | 〜すること | 主語・目的語・補語 | I like to swim. |
| 形容詞的用法 | 〜するための | 名詞を修飾 | a book to read |
| 副詞的用法(目的) | 〜するために | 動詞を修飾 | I came to help. |
| 副詞的用法(原因) | 〜して | 形容詞を修飾 | glad to see you |
迷ったら「〜すること」と訳せるか試しましょう。訳せれば名詞的用法です。訳せなければ、名詞の直後かどうかで形容詞的用法か副詞的用法かを判断します。
日本語との比較
- ●日本語の「〜すること」「〜するために」「〜するための」は、英語では全て to + 動詞の原形(不定詞)で表現できます
- ●日本語では「食べること」「食べるために」「食べるための」と助詞を変えますが、英語は全て to eat で、位置と文脈で意味が変わります
- ●日本語の形容詞的用法は「飲む+もの」と前から修飾しますが、英語は something to drink と後ろから修飾します
- ●英語の不定詞は to を忘れやすいので注意:× I want play → ○ I want to play
穴埋め問題
I want ___ play tennis.
___ read books is fun.
I have homework ___ do tonight.
She went to the library ___ study.
She got up early in order ___ catch the first train.
クイズ
I want to eat sushi. の to eat は名詞的用法である。
He went to the park to play soccer. の to play は目的を表す。
I have a lot of homework to do. の to do は homework を説明している。
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