使役動詞 (make/let/have)
Causative Verbs (make/let/have)
使役動詞とは「人に〜させる」という意味を表す動詞です。make・let・have の3つが中心で、それぞれニュアンスが異なります。make は「強制的にさせる」、let は「許可してさせる」、have は「頼んでしてもらう」です。高校入試や英検でもよく出題される重要構文なので、使い分けをしっかり覚えましょう。
make + O + 動詞の原形 — 「強制的に〜させる」
make は「(無理やり・強制的に)〜させる」というニュアンスです。相手の意志に関係なくさせるときに使います。目的語の後ろには動詞の原形(to なし不定詞)が来ます。
S + make + O(人)+ 動詞の原形
My mother made me clean my room.
母は私に部屋を掃除させた。
The movie made me cry.
その映画は私を泣かせた。
The teacher made us write an essay.
先生は私たちに作文を書かせた。
Don't make me laugh!
笑わせないで!
make は to をつけません。「made me to clean」は間違い!動詞の原形がそのまま来ます。
let + O + 動詞の原形 — 「許可して〜させる」
let は「〜させてあげる」「〜するのを許す」というニュアンスです。相手がしたいことを許可するときに使います。make と同じく、目的語の後ろは動詞の原形です。
S + let + O(人)+ 動詞の原形
My parents let me stay up late on weekends.
両親は週末に遅くまで起きていることを許してくれる。
Let me help you.
手伝わせてください。
She let her children play outside.
彼女は子どもたちを外で遊ばせた。
Please let me know.
教えてください。
Let me 〜 は日常会話でとてもよく使います。「Let me see.」(ええと)「Let me think.」(考えさせて)も覚えましょう。
have + O + 動詞の原形 — 「頼んで〜してもらう」
have は「〜してもらう」「〜させる(手配する)」というニュアンスです。make ほど強制的ではなく、依頼や手配の意味で使います。サービスを受けるときにもよく使います。
S + have + O(人)+ 動詞の原形
I had my brother carry the box.
弟に箱を運んでもらった。
She had the mechanic fix her car.
彼女は整備士に車を修理してもらった。
I'll have someone call you back.
誰かに折り返し電話させます。
「have + O + 過去分詞」の形もあります。I had my hair cut.(髪を切ってもらった)のように、「〜してもらう」を受動的に表現します。
get + O + to 不定詞 — 「説得して〜させる」
get は make・let・have とは違い、to 不定詞を使います。「説得して・何とかして〜させる」というニュアンスがあり、日常会話ではよく使われます。
S + get + O(人)+ to + 動詞の原形
I got my friend to help me with my homework.
友達に宿題を手伝ってもらった。
She got him to carry her bag.
彼女は彼にカバンを持たせた。
How did you get her to agree?
どうやって彼女を同意させたの?
get だけは to が必要!make/let/have は原形ですが、get は「get + O + to V」です。テストでよく引っかけが出ます。
使役動詞の受動態 — be made to
make の受動態は「be made to + 動詞の原形」になります。能動態では to がなかったのに、受動態では to が復活するのがポイントです。let と have の受動態はほとんど使いません。
S + be made + to + 動詞の原形(by 〜)
I was made to clean the room.
私は部屋を掃除させられた。
We were made to run five laps.
私たちは5周走らされた。
He was made to apologize.
彼は謝らされた。
| 使役動詞 | 能動態 | 受動態 |
|---|---|---|
| make | make + O + V原形 | be made to V |
| let | let + O + V原形 | be allowed to V(代用) |
| have | have + O + V原形 | (受動態なし) |
| get | get + O + to V | (受動態なし) |
受動態で to が復活する理由:受動態は be + 過去分詞の後に不定詞が来る形なので、to が必要になります。
日本語との比較
- ●日本語の「〜させる」は使役の助動詞1つで済みますが、英語は make/let/have/get で意味が違います
- ●日本語では「掃除させた」だけでは強制か許可か分かりませんが、英語では make(強制)と let(許可)で明確に区別します
- ●「髪を切ってもらった」は英語では have my hair cut(have + O + 過去分詞)。日本語の「もらう」に近い表現です
- ●get + O + to V は日本語の「(お願いして)〜してもらう」に近いですが、to が必要な点に注意
よくある間違い
She made me to clean the room.
She made me clean the room.
make + O の後ろは動詞の原形です。to はつけません。
I got him help me.
I got him to help me.
get は to が必要です。get + O + to V が正しい形。
I was made clean the room.
I was made to clean the room.
受動態では to が復活します。能動態では不要でも受動態では必要。
テスト対策ポイント
入試では「make の受動態で to が復活する」問題が頻出です。能動態:She made me study. → 受動態:I was made to study. この to の有無がポイント。また get だけ to 不定詞を取ることも、選択問題でよく出ます。
穴埋め問題
My mother ___ me clean my room.
Please ___ me help you.
She ___ the doctor check her eyes.
I got my friend ___ help me.
The teacher made us ___ the test again.
He is ___ fast that he always wins.
クイズ
make + 人 + 動詞の原形 の形で「人に〜させる」を表せる。
let + 人 + 動詞の原形 は「人に〜させてあげる」を表せる。
have + 人 + 動詞の原形 で「人に〜してもらう・させる」を表せる。
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