must と have to(義務・必要)

Must / Have to

中級🔧 助動詞

must と have to はどちらも「〜しなければならない」という意味ですが、微妙にニュアンスが違います。must は話者自身の強い義務感や規則を表し、have to は外的な必要性を表します。特に否定形では意味が大きく変わるので要注意です。must not は「〜してはいけない(禁止)」、don't have to は「〜しなくてもよい(不要)」です。

must の使い方 — 義務・命令

must は「〜しなければならない」という強い義務を表します。話者の意志や規則・法律に基づく義務のニュアンスがあります。must の後ろには動詞の原形が来ます。主語が何であっても must の形は変わりません。

S + must + 動詞の原形

You must study hard.

あなたは一生懸命勉強しなければならない。

YouS(主語)
must助動詞
studyV(動詞の原形)
hardAdv(副詞)

We must follow the rules.

私たちはルールに従わなければならない。

You must be quiet in the library.

図書館では静かにしなければならない。

YouS(主語)
must助動詞
be quietV
in the library場所

Students must wear uniforms.

生徒は制服を着なければならない。

You must finish your homework before dinner.

夕食前に宿題を終わらせなければならない。

must は主語が he/she でも形が変わりません(musts とはなりません)。助動詞の後ろは必ず動詞の原形です。

have to の使い方 — 外的な必要性

have to も「〜しなければならない」ですが、外部の事情や状況による必要性を表します。must と違い、have to は時制を変えられます(had to = 過去、will have to = 未来)。主語が三人称単数のときは has to になります。

S + have to / has to + 動詞の原形

I have to go to school.

私は学校に行かなければならない。

IS(主語)
have to〜しなければならない
goV(動詞の原形)
to school場所

She has to wake up early.

彼女は早く起きなければならない。

We have to leave now.

私たちは今出発しなければならない。

He has to take medicine every day.

彼は毎日薬を飲まなければならない。

主語have to の形
I / You / We / Theyhave to
He / She / Ithas to

must と have to の違い

must は話者の意志や内的義務(「自分がそうすべきだと思っている」)、have to は外的必要性(「状況がそうさせる」)を表します。ただし、日常会話ではこの違いはあまり厳密ではなく、ほぼ同じ意味で使われることも多いです。

I must study harder. (自分でそう思っている)

もっと勉強しなきゃ。(自分の決意)

I have to study harder. (先生に言われた等)

もっと勉強しなきゃ。(外部から求められている)

You must see this movie! (強い推薦)

この映画は絶対見るべきだよ!

I have to go to the dentist tomorrow. (予約がある)

明日歯医者に行かなきゃ。(予約がある)

musthave to
ニュアンス内的義務・規則外的必要性
過去形なしhad to
未来形なしwill have to
否定形must not(禁止)don't have to(不要)
疑問形Must I...?Do I have to...?

テストでは must と have to の否定形の違いが頻出です!「must not = 禁止」「don't have to = 不要」は必ず覚えましょう。

否定形の大きな違い — 禁止 vs 不要

must not(mustn't)は「〜してはいけない」(禁止)を表します。don't have to は「〜しなくてもよい」(不要・しなくてもOK)を表します。この違いはとても重要で、テストにもよく出ます。

must not = 禁止(〜してはいけない)/ don't have to = 不要(〜しなくてもよい)

You must not run in the hallway.

廊下を走ってはいけません。(禁止)

YouS(主語)
must not禁止
runV(動詞の原形)
in the hallway場所

You don't have to come tomorrow.

明日来なくてもいいよ。(不要)

YouS(主語)
don't have to不要
comeV(動詞の原形)
tomorrow時間

You must not tell anyone. (秘密だから絶対ダメ)

誰にも言ってはいけない。(禁止)

You don't have to tell anyone. (言わなくてもOK)

誰にも言わなくていいよ。(不要)

You must not touch that. It's dangerous.

あれに触ってはいけない。危険だ。

You don't have to wait for me.

私を待たなくてもいいよ。

過去形・未来形

must には過去形がないので、過去の義務は had to を使います。未来の義務は will have to を使います。

過去: had to + V / 未来: will have to + V

I had to walk to school yesterday.

昨日は歩いて学校に行かなければならなかった。

IS(主語)
had to〜しなければならなかった
walkV(動詞の原形)
to school yesterday場所・時間

She had to stay home because she was sick.

彼女は病気だったので家にいなければならなかった。

We will have to study harder next year.

来年はもっと勉強しなければならないだろう。

He will have to get up early tomorrow.

彼は明日早く起きなければならないだろう。

must の推量用法 — 「〜に違いない」

must には義務のほかに「〜に違いない」という推量(強い確信)の意味もあります。証拠や状況から「きっとそうだ」と確信しているときに使います。

He must be tired. He worked all day.

彼は疲れているに違いない。一日中働いたから。

HeS(主語)
must〜に違いない
be tiredV

She must be a good cook. This food is delicious.

彼女は料理上手に違いない。この料理はおいしい。

It must be cold outside. Look at the snow.

外は寒いに違いない。雪を見て。

You must be hungry. You haven't eaten anything.

お腹が空いているに違いない。何も食べていないから。

推量の must は「〜に違いない」で、義務の must は「〜しなければならない」。文脈で判断します。「He must be tired.」は推量、「He must study.」は義務。

日本語との比較

  • 日本語の「〜しなければならない」は1つですが、英語は must(内的義務)と have to(外的必要性)の2つがあります。
  • 日本語の「〜してはいけない」は must not、「〜しなくてもいい」は don't have to。日本語では否定の度合いで区別しますが、英語は別の表現になります。
  • 日本語の「〜に違いない」も英語では must を使います。同じ語が義務と推量の2つの意味を持つのは、日本語の「〜なければならない」とは異なる点です。
  • must には過去形がないので、過去の話は had to を使う必要があります。日本語は「〜しなければならなかった」で済みますが、英語は別の語(have to の過去形)を使います。

よくある間違い

She must to study.

She must study.

must の後ろは動詞の原形です。to は不要です。

He musts go home.

He must go home.

must は主語が何でも形が変わりません。三単現の s は付けません。

I must went to school yesterday.

I had to go to school yesterday.

must に過去形はありません。過去の義務は had to + 動詞の原形です。

テスト対策ポイント

テストでは must not(禁止)と don't have to(不要)の違いがよく出題されます。must not =「〜してはいけない」、don't have to =「〜しなくてもよい」と覚えましょう。また must に過去形がないことも重要ポイント。過去の義務は had to を使います。英検3級・準2級でもよく出題されるので、否定形の意味の違いは確実に押さえておきましょう。

穴埋め問題

You ___ study hard for the test.

She ___ go to the hospital.

You ___ run in the hallway.

You ___ come tomorrow. It's not necessary.

I ___ walk to school yesterday.

クイズ

must not は禁止を表す。

don't have to は「しなくてもよい」を表す。

have to は外からの必要を表すことが多い。

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